夏は陽気が一番強くなる時期です。

この時期は夜は暗くなると共に寝て、日の出と共に起きる。自然界の陰陽のバランスに合わせて、早寝早起きを心掛けましょう*

どうしても眠い場合は10分程度の昼寝で補うようにしましょう♪


暑くても怠け過ぎず、適度な運動をして汗をかき、体の陽気を発散するように心がけてください*

汗をかかず陽気を発散しないと体に熱がこもります。特に体の中で陽気が多い所は心や肺です。心に熱がこもるとイライラしたり、睡眠が浅くなったり、心臓が悪くなったり、肺にこもると空咳が出たりします。

秋になると咳が出る方はこのように夏にしっかり汗をかかなかった事が関係しているかもしれません。


日本の夏は蒸し暑く過ごしにくいです。現代ではクーラーという便利なものが出てきましたが、これが今では大きな問題になっています。

俗にクーラー病といいますが、体を冷やしすぎる事によって起こります。中国最古の医学書『黄帝内経 素問』の養生法に反して汗をかくことが減ってきていますし、冷たい物の取りすぎによって、冷えすぎて下痢を起こします。



夏の養生の原則

夏の3ケ月(5月6日立夏~8月8日立秋)を『蕃秀(ばんしゅう)』の季節といいます。「蕃」とは茂ることであり、盛んであるということです。「秀」は華であり美であることです。つまり、繁り栄えて美しいという意味です。

自然界の属性によると、夏は「火」に属し、五臓でいう「心」に対応し、五志は「喜」、五味は「苦味」に対応します。

黄帝内経に夏は「天地の気が盛んに交わり、万物が花開き、実をつける」と書かれています。夏は自然界の植物が生い茂る季節、天地陰陽両方の気が盛んに交合することで、植物は花を咲かせて実をつけます。

夏は、人間の陽気も全開する花のように全てを外に出すように働きます。体内の老廃物や毒素を汗とともに皮膚を通じて外に排泄、デトックスするようにしましょう!

これができていないと体の陽気が胸にこもり、肺がよく働く秋になると、その熱によって肺が乾燥し、痰の少ない空咳の原因にもなります。

そのため夏は1日中涼しいクーラーの中にいるよりも、一日のうちで適度に汗をかくことが大切です*

また、夏でもあまり汗をかかない人や、冷える人、低血圧の人などは夏に体調を崩し易くなります。特に、心臓に持病がある人は注意するようにしましょう!

夏の食養生

夏は陽の気が盛んになるため大量の汗をかき、消化液の分泌も減少する時期です。人間も自然界の変化に従って、体内の陽の気が皮膚を通じて汗と一緒に外に発散するように心がけましょう!

この『心の陽気』をうまく発散しないと、身体は暑さを感じ始め、冷房や冷飲を好むようになり、これを夏中ずっと続けると毎日のように下痢をするようになります。

また、夏に陽気を発散しないと胸に熱がこもります。
胃腸が冷えて胸に熱がこもると食欲不振や下痢をしやすくなるので、普段から苦味と酸味のものを適度に食べるとよいです。


苦味は心臓、小腸の働きを助けて、熱を冷まし、炎症を抑え、出血を止め、尿や便で余分なものを排泄し、むくみをとる作用があります。

酸味は肝臓、胆のうの働きを助け、疲労の原因となる血液の酸化を防ぎ、動脈硬化を予防する働きがあります。また、苦味と一緒になると食欲が改善され、夏の倦怠感がとれます。
食品としては苦瓜、緑茶、梅干し、トマト、びわ、みょうが、冬瓜(とうがん)、豆類の緑小豆、赤小豆、酢の物、お粥などがおすすめです。

甘味は湿気を助長し、多めに食べれば脾(消化器系)を傷めるため、甘味は控えめにしましょう*

夏の精神養生

夏の精神養生法は、物事にイライラせず、気持ちを愉快に保つことが大切です*イライラするとただでさえ夏に負担がかかりやすい「心」にさらに負担がかかってしまいます。

軽い運動やストレッチなどで適度な汗をかくとストレスも少し和らぎます。

また家族や恋人、友人と楽しい会話をしながら食事をする事もストレスが軽減されるのでとても良いですよ(^-^)






最近では1日中クーラーをつける家庭も非常に多く、夏なのに一日中汗をかかない。なんて日もあると思います。

「涼しい」環境にいることは体にとっては「冷え」ている環境です。当然、冷えれば血流も悪くなるので、肩こりや頭痛、生理痛などの原因にもなります。

さらに外側の冷えだけでなく、冷たい飲み物やアイスクリームを食べる機会も増えるため内側からも冷えることで、冬よりも夏の方が冷えている。という方も増えています。

クーラーの中にいるならいつもより一枚多めに着る。アイスを食べるなら温かいコーヒーと一緒に。など、1つ冷やせば1つ温めるような工夫をしてみて下さい(^^)それだけでもずいぶん体は楽になりますよ♪


夏は汗をかく季節です!

しっかり汗をかいて体を夏に慣れさせて、しっかり体のデトックスもする。それだけでも夏の突然死、秋の空咳など体の不調を未然に防ぐことができますよ*

今のうちからしっかり夏対策の養生をして、この夏は元気に、楽しく過ごしましょう(^-^)








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