最近も堀北真希さんがご妊娠されたニュースがやっていましたね。
堀北さんをはじめ、森三中の大島さんも芸能活動を休止するなどテレビや雑誌でも取り上げられることが多く、最近何かと話題になっている『妊活』。
今回は改めて『妊活』とは何か?
そして妊活と漢方薬についてお話していけたらと思います。
●そもそも『妊活』って何だろう?
妊活とは、「妊娠についての正しい知識をつけ、自分の体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動すること。将来、自然に妊娠しやすくするための体作りや生活スタイルを整えること」です。
妊娠を希望している女性だけでなく、将来的にしたい女性や協力するパートナーの男性も対象に含まれます。
実際に店頭でも「子どもが欲しいと望んで夫婦生活をすれば簡単に妊娠できる!」と思っている方が非常に多く、生理や基礎体温、ご自身の体質などは全く把握していない方もまだまだ多い。というのが現実です。
学校で妊娠をしないための方法は教えられていても、妊娠しやすくなるための方法については教えられていないので、あまりよく知らない方も多いです。
●なぜここまで『妊活』がブームになっているのか?
妊活という言葉がこれほど浸透した妊活ブームの理由として、晩婚化が大きく関係しています。女性の社会進出などの背景により、平均的な結婚年齢が高くなり、妊娠年齢も上がっています。
35歳以上での出産を「高齢出産」といいますが、現在、第1子を出産した女性の5人に1人が35歳以上だといわれています。
結婚に年齢の制限はありませんが、年齢とともに妊孕性(妊娠する力)は低下し、流産の確率は上がり、高齢出産にはリスクが伴います。
ある調査では、20代後半~40代前半の女性500人のうち約9割が妊娠に対して不安があると答えているのに対し、そのうち8割ほどの方は実際には何も対策をしていなかったそうです。
この焦燥感が妊活ブームの背景はあると言われます。
それでは具体的に妊娠しやすい体作りをするには、何から始めればよいのでしょうか?
まず…
①『基礎体温』を測る。
自分の今の体の状態を把握するのに最適なのが基礎体温をつけることです。排卵周期や自分の体温が高いのか低いのかを知ることで妊娠しやすい時期がわかります。
さらに夫婦生活をするのに最適な時期も分かるので、まず何か始めたい!という方は基礎体温をつけることから始めましょう!
基礎体温をつけたけど、見方や自分の体質が分からない…という方はお近くの不妊症をやっている相談薬局などで丁寧に教えてくれると思いますよ(^-^)
②体をできるだけ冷やさないようにする
「冷えは万病のもと」といわれているように、冷えは妊娠にとって大敵です。
冷えによって血行が悪くなり子宮の血行も悪くなり、機能や働きが下がってしまうなど、妊娠しにくい体になってしまいます。
特にこれからの夏場はエアコンで体が冷えやすい時期なので、羽織る物を一枚持ち歩いたり、温かい飲み物を摂るようにして体を冷やさないようにしましょう!
※もちろんのぼせやすい方や暑がりな方などは体質により対策が異なります。
③食生活の改善
こちらも物凄く大切な事です*
不妊治療はバリバリやっていても、食べ物はあまり気にしません。という方もいます。しかし、バランスの良い食事から健康的な体、質の良い卵子、内膜などがつくられます!
最近では100均などでも販売するようになったためサプリメントの普及し、食事でのバランスをサプリメントで補おうとする方が非常に多いです!
しかし、サプリメントはあくまでも人工的に作られた栄養素です。自然の初期品から摂れる栄養素には敵いません。できるだけ自然の物を調理して、いただきましょう!どうしても補えない栄養や食事がとれない時は上手く活用しましょう!
④適度な運動
体を動かすことで血行が促進され、体の内から冷えが改善します。
また、体を動かすことでストレスが発散されるのでウォーキングやストレッチなど軽いものでもかまわないので、1日のうちに少しでも体を動かすようにしましょう!
太り過ぎも不妊の原因になりますので、特に体重が気になる方は積極的に体を動かされると良いと思います。
⑤良質な睡眠
睡眠も妊娠にとってとても大切です。
睡眠の質が低下すると、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。ホルモンバランスが崩れると、卵子や子宮内膜の質が低下する原因に繋がりかねません。さらには生理周期や婦人科疾患トラブルの原因にもなりかねません。
希望は22までに布団に入って欲しいですが、出来る限り日が変わる24時までには寝るようにしましょう!
眠れなくても目を瞑っているだけでも脳は休んでいる。と錯覚します。眠れなくても電気を消して、横になっていましょう!
⑥ストレス発散
赤ちゃんがなかなかできないと、不安になったりストレスが溜まったりしてしまうものです。
ただ、ストレスが原因で妊娠しにくくなる場合もあり、強いストレスは体にとって負担になり、血液や体の気の巡りが悪化する原因でもあります。
ストレス発散も立派な妊活のひとつです。趣味やストレス発散の手段を見つけ、溜める前にこまめに発散するようにしましょう!
すぐにでも妊娠したいという方はもちろん、結婚しているかどうかに関係なく、将来的には子どもがほしいと考えている方も、高齢出産のリスクを理解し、いざそのときにスムーズに妊娠できるよう、妊娠のための健康管理は早いうちから準備しておくことに越したことはありません。
「妊活」というと少しオーバーに思う方は自分の体のことをよく知り、生理不順を放っておかないようにしよう!と思って、普段からちょっとした体の不調を見逃さず、日々の生活習慣から始めてみるようにしましょう(^-^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
薬局COCOファーマシー
住所:兵庫県神戸市垂水区高丸1丁目1-5
お電話:0120-84-8155
営業日:月~土曜日9:30~19時
定休日:日・祝日